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お好み焼・鉄板焼チェーンの千房、対話型音声AI「アイブリー」と「IVRy AI FAX」を導入

 株式会社IVRyは7日、お好み焼・鉄板焼チェーン「千房」を運営する千房株式会社が、対話型音声AI SaaS「アイブリー」およびAIインターネットFAXサービス「IVRy AI FAX」を導入し、店舗運営における業務改善の取り組みを開始したと発表した。

 IVRyはこの取り組みにより、千房の繁忙時間帯の電話応答負荷を軽減するとともに、営業時間外も含めた機会損失の防止、店舗スタッフが目の前の顧客への接客に集中できる環境づくりを支援している。千房では現在、複数店舗で本格稼働を開始しており、今後は全店展開も視野に入れた戦略的なDXの取り組みとして位置付けているという。

 国内約60店舗、海外にも店舗展開する千房は、お好み焼を世界へ広げる役割を担うべく、常に新しい取り組みに挑戦しているが、一方で、飲食業界の人手不足が深刻化する中で、店舗運営では課題が顕在化していた。

 当日予約や旅行会社からの問い合わせなどが集中する繁忙時には、店舗スタッフが電話応答に追われ、目の前の顧客への接客に集中できない状況が発生していた。スタッフの約半数が外国籍であるため日本語での電話応答の教育が大きな負担となり、電話応答経験が少ない若手スタッフへの教育コストも増加していた。

 また、旅行会社などからのFAX予約・問い合わせが紙での出力に頼っていたため、担当者不在時に確認が遅れ、機会損失につながる懸念があった。

 こうした背景から、電話・FAX業務をデジタル化・自動化し、店舗スタッフが店内オペレーションと接客に集中できる環境づくりが急務となっていた。

 アイブリーの導入により、特に当日予約の電話が多い店舗において、定型的な問い合わせや予約案内を自動で対応し、電話応答の約8割を自動化した。また、自動音声とSMSによる予約フォーム送付を組み合わせることで、営業時間外でも24時間予約を受け付けられる体制を構築し、Web予約の比率も高まった。

 電話応答に割かれていた時間をスタッフの育成や目の前の顧客への接客に再配分できるようになったことで生産性が向上し、責任者が調理場を離れる必要も減った。さらに、IVRy AI FAXの導入により、FAX内容がデータ化され、責任者全員が即時確認できる体制を確立した。担当者不在による返信漏れを防ぐ相互チェック体制が機能し、問い合わせの電話自体も減少した。

 千房は、今回の導入効果を鑑み、今後全店展開も視野に入れた戦略的なDX施策としてアイブリーの活用を進めていくとしている。「空いた時間で何を実現するか」を設計し、アイブリーが生み出した余裕を、人材育成や新しい仕組み作り、そして顧客との長期的な信頼関係構築に生かしていく方針としている。

 IVRyは今後も千房のDX推進をサポートし、飲食業界における人手不足解消と顧客体験向上の両立に貢献していくとしている。