00:00昔々、熊本の冷え方というところに村がありました。
00:20村は水の便が悪く、そのため作物もろくに取れず、村人は苦しい生活を送っておりました。
00:40そんな村人の中に、伊助という笛を吹くのが大好きな若者がおりました。
00:48伊助の吹く笛の音は、人はもちろん、小鳥や動物までも聞き惚れるほどでした。
00:57ある朝、小春日和のこと。
01:02伊助さん?
01:05伊助さん?
01:08きつねか、お前さんかい、このわしに声をかけたのは?
01:19はい、わたしです。実はお願いがあってまいりました。
01:25おねがい?
01:28きつねのゆうには、冷え方と毛竿の中ほどにある高塚に住んでいて、
01:34三日後に息子が嫁をもらうことになり、ぜひ嫁迎えのとき、そのすばらしい笛を吹いてもらいたい、というのでした。
01:49よし、引き受けた。
01:57ありがとうございます。
02:00それでは、よろしくおねがいいたします。
02:04それから三日目の晩のこと。
02:19きつねたちは約束どおりに、伊助を持っていました。
02:38戸を開けると、そこには羽織袴のきつねが二匹立っておりました。
02:46きつねたちは約束どおりに伊助を迎えに来たのでした。
02:51伊助は、二匹のきつねに案内されるまま、ついて行くことにしました。
03:08あれ?あんなところに明かりが。
03:23あの明かりが屋敷か。
03:27はて、あんなところに屋敷なんかあったかのう。
03:38先に行ったきつねを追って、大木のところを曲がり、伊助はびっくりしました。
03:47うしゃあ!これはなんとしたことじゃ。
03:52つい今しがた遠くに見えたはずの屋敷が、なんと伊助の目の前に現れました。
04:08これは、これは伊助さん。お待ちしておりました。
04:15あなたは、あの時の…
04:18はい。この屋の主でございます。
04:23はあ、この屋敷の…
04:25さあ、さあ、さあ、中へどうぞ。
04:29こうして屋敷に入り、丁寧な挨拶を受けました。
04:39まもなく嫁がつくというので、屋敷で一番見晴らしのよいところへ案内され、
04:46伊助は、嫁向かいの笛を吹き始めました。
04:50お待ちしておりました。
05:20伊助の、美しい笛の根に引き寄せられるかのように、
05:30嫁取の行列は、折下降り出した雪の中を、ゆっくりゆっくりと尾根を下り、
05:40屋敷へと近づいてきました。
05:50うつくしかあ、嫁ごじゃあ。
06:08こうして嫁が屋敷に着くと、さっそく式が始まり、
06:13おごそかな三三駆動が行われました。
06:20さあ、皆の衆目で退席じゃ。
06:35パンとやってくだされ。
06:39アロジの声が合図で、踊りが始まり、
06:43竹が配られ、
06:45宴会の席は一段と賑やかになりました。
06:48早く、早く、早く、早く、早く!
06:52飲めや歌えで、夜の更けるのも忘れて、
06:56いつまでも宴会が続きました。
06:58朝日、朝日、朝日、
07:01寝てたいな、寝てたいな、寝てたいな、寝てたいな、
07:07寝てたいな、寝てたいな、寝てたいな、
07:09寝てたいな、 túみが出たな。
07:12これで、四鷹の巻屋さん。
07:14寝てたいな、物語を名戦・小さなパニックにしゅうな・サマットがピシャグ réussiと走ることが重要な
07:32ここはわしの家じゃ
07:36ん?ありゃ水はないんじゃ
07:43夕べは無事嫁取りの式も終わりありがとうございました
07:49そのお礼と言ってはなんですが
07:53皆様方が水で大変困っていると聞きましたので
07:59水の出るところをお教えしましょう
08:02それはここから少し山の中に入った林の中の
08:09芝の生い茂るところです
08:12そこに椿の枝を刺しておきます
08:29あった
08:46キツネの言った通り山椿の花をつけた枝が一本地面に刺してありました
08:54これじゃ椿の花じゃ
08:59え?水じゃ?湧き水じゃ?
09:24おりゃあきれいな水じゃ
09:35うまい
09:37喜んだイスケはこのことを村人に話し
09:43このあたり数か所掘ってみました
09:46すると掘ればすぐにきれいな水が湧き上がるように出てきました
09:53これ以来
10:00この村ではキツネの教えてくれた湧き水のおかげで
10:05どんな干ばつの時でも水に困ることはなく
10:09作物もよく採れるようになったということです
10:13そして今でも熊本の冷え方のある村では
10:21数十個の家が毎日この湧き水を平井戸として使っているそうです
10:28ご視聴ありがとうございました
10:41ご視聴ありがとうございました